第43回木製帆船模型展の様子 その2

梅田スカイビル36階で開催した模型店の様子のレポートです。

今回は2回目です。

 

中谷会員のメアリーです。

このヨットはオランダから英国に贈呈された船です。

 

当時の有名な画家

William Von de Velde の絵を参考に作られたそうです。オランダ船の記録は少ないのですが、Velde父子の絵が際立った貴重な資料となるとThe Anglo-Dutch Naval  Wars R.Hainsworth&C.churches著の序文にも書かれています。

大変カラフルな色使いで精密な帆船絵画で有名な画家です。

 

 


17世紀のオランダ船の彫刻は大変派手です。

特徴はライオン(王朝の象徴です)とイルカです。

 

中谷会員はこの特徴あるイルカを見事に彫刻しています。

この当時のイルカは海の怪獣でなぜか鱗があります。

 

 

 

船尾の彫刻はすごいのひとことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

船首像はライオンではなくユニコーンです。

コーヒーの木で彫ったそうです。

 

 


次も中谷会員の作品です。

この作品の彫刻もすごいです。

中谷会員の作品はすべて1/75です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


次は太田会員の作品です。

3隻も出典されています。

最初はエルミオーネです。

 

 

 

 

 

 

 


次はとっても小さなゴールデンハインドです。

 

 

 

 

 

 

 

 

細部も精密に再現されています。

 

 

 

 

 

 

 


次はコカです。

この丸っこい形が気に入っておられるようです。

今回、コカは2隻出品されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


次は金岡事務局長のオーロラです。

こんどはフランス艦です。

非常にきれいな船体です。

 

 

ハロルド・ハンの方式での製作です。

いつもながら大変正確な工作です。

 

 

CADで図面を起こし正確に加工されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は船室も正確に再現されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


次は五十嵐会員のオランダの大型ガレオン船です。

De7Provincienは英蘭戦争のオランダの名将 デ・ロイテル提督の旗艦です。

 

まだ、未完成です。

大変グレーチングの多い船で、そのグレーチングも大変うすいものです。

 

0.8mmと0.4mmで格子にしています。

 

 

 


次は大石会長のフィラデルフィアです。

1/24という大型スケールで大砲の存在感が圧巻です。

 

 

 

湖上艦隊のガンボートで平底船です。

平底船は今回は会長の作品のみです。

 

 

 

 

大スケールならではの迫力です。

 

 

大砲の滑車・索も細部まで精密に再現されています。

 

 

船首砲はスライド式の駐退機がついていますが、精密に再現されています。

 

 

 


次の2隻は、神戸帆船模型の会からの応援出展です。

最初は諏訪さんのコカです。

 

 

こちらのコカはセール付きです。

 

 

 

 

 

 


次は辻田さんのシンクポートの船です。

 

 

 

 

大変珍しい船だと思います。

 

 

 

 


今回はここまでです。

次回は巨匠の大作を紹介します。

是非お楽しみに(^^)/