8月の例会の様子

8月27日13時30分から30数名の参加を得ました。
新たな会員も迎え活発な議論がなされました。

大阪市立生涯学習センター 大阪駅前第2ビル 5階で8月の例会を開催しました。
今月の議題です。
① 展示会の報告
金岡事務局長
② ホームページ更新について
五十嵐会員
③ 工具の利用について  渡邊会員
④ 展示会の作品の紹介 「ビクトリー」 中島会員

新入会員の紹介
今回新たに入られました林会員の紹介がありました。

 

 

 


1 展示会の報告
金岡事務局長から7月に開催した第41回模型展の報告がありました。
2 ホームページ更新について
7月末からオープンした新ホームページについて五十嵐会員から報告がありました。


3 工具の利用について
渡邊会員から図面からの材への寸法とりの注意点、ノギスの使い方
ホゾ切や外板の切だしに便利なブラスマーキングゲージの紹介
ノギすを使った格子枠の上手な作り方
トースカンの使い方、ガンポートの割り出しの垂線の引き方など盛りだくさんの講義がありました。


4展示会の作品の紹介 「ビクトリー」
中島会員会員からビクトリー号の作品紹介がありました。

 

まず、船底の銅板張りについて素晴らしい技巧の紹介がありました。

 

 


アップにすると無数の釘うちが見事に再現されているのがわかります。


使われた銅板の詳しい説明がなされました。


次は、素晴らしいウエルです。

ウエルは黒く塗っているのではなく黒檀です。

厚さ5mm×5mmの黒檀を曲げることは一見不可能ですが、その技巧の解説がありました。

 

 

黒檀は光沢や質感は素晴らしいですが、反面、非常に硬くもろいため水につけようが、加熱しようが曲がるものではありません。これを曲げる技巧の解説がありました。

詳しく知りたい方は、お気軽に「ご質問」でお問合せ下さい。


アンカーストックの加工の注意点の説明がありました。中央部は端よりも隙間が大きいです。

 

 


カロネード砲の砲架の黄色は、塗装です。

バルクヘッドの青色も塗装です。

 

 


船首の銅板のさばき方の注意点の説明がありました。

 

 

 


美しい船尾についても解説がありました。

 

 

 


チャールズ・ヨットについても解説がありました。

大変良いキットと説明があり数か所更に手を加えていきます。
黒いウエルは黒檀に変えています。黄色い外板は柘植材に変えています。


艤装についてもちょっとした工夫で見栄えがぐっと良くなるポイントの紹介がありました。
船尾の蓋は、若干アーチ状にすることでグッと感じがよくなります。
蓋のレールも細く加工しています。

 


調理用の煙突は木製から真鍮製に変えることでグッと質感が良くなります。

このほかにもたくさんの説明がありました。ご興味のある方は、お気軽に「ご質問」でお問合せ下さい。