雨の日が増えてきて、日本の湿度を感じるようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか
作品展も近づいて参りました、作品の制作は順調に進んでますでしょうか?
5月の総会・例会のご案内をさせていただきます。
ザ・ロープ大阪5月 総会と例会のご案内
日 時 :令和7年5月25日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
- カティサークについて 大石さん
- ベネチアの海事博物館見学記 金岡さん
Sailing ship Modelers
雨の日が増えてきて、日本の湿度を感じるようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか
作品展も近づいて参りました、作品の制作は順調に進んでますでしょうか?
5月の総会・例会のご案内をさせていただきます。
ザ・ロープ大阪5月 総会と例会のご案内
日 時 :令和7年5月25日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
GW中にもかかわらず16名の参加がありました。
最初に田中会員から、一昨年の11月の例会で紹介のあったウクライナ製のキャプテンジョン・スミスのシャロップです
田中会員はOlhaBatchvarov(オルガ・バハヴァーロフ)さんのYouTubeを参考にされていると説明がありました
ウクライナ出身の写真家で現在アメリカに住んでおられ、帆船モデラーで、なかなかの技巧派でびっくりするようなアイデアが出てきています。
今回の船は1608年にジョンスミス船長がチェサピーク湾を探検するために使ったシャロップshallopという低喫水のオール付きのボートです。
余談ですが、このボートを運んだのがスーザンコンスタントです。
シャロップという船型は1780年のファルコナーの海事辞典によると
a fort of large boat with two masts,and usually rigged like schooner
2本マストのスクーナーに似た大型のボートとなります。
今回のシャロップは一本マストです。平底の低喫水でオールも備えています
両舷に羽子板のようなものがついていますが、リーボードと呼ばれる安定板でオランダの王室ヨットによくみられます。
今回ご紹介するのは、セイルの縦ラインです
通常は、ミシン掛けや鉛筆で線を書いたりをしますが、今回はミシン掛けをせずに1mm以下のきわめて狭い間隔もできてしまします。
セールの二倍の生地を用意します。半分を染めます。
これが縦に入る線の色となります。
経糸をゆっくりと引っ張ります。
そうすると、非常に狭い間隔でお綺麗な縦線が実現できます。
ただ、生地選びと、染料選びはコツが必要なようです。
生地が平織(経糸と緯糸緯が1本ずつ交差)
斜子織(2本ずつ引き揃え)
綾織(経糸が3本の緯糸の上を通過した後、1本の緯糸の下を通過)や朱子織(経糸と緯糸5本ずつで組織)
がありますが
平織が経糸が抜きやすいようです。
キットの説明もあり、外板はプレカットされており、鎧張りが簡単にできるようになっているようです。
田中会員は、エアブラシを使って水性のオイルステインを使って綺麗にしあがておられます。
樽など見事に塗装されています。
是非7月の作品展に来てください (^o^)/
次は金岡事務局長のマスト・パートナーの製作についてです。
今回の作品展では構造模型のハーフモデルを出典されます。
そのため、普段はあまり目立たないマスト・パートナーがkeyとなるので
精密加工をされました。
角度を正確にかつ素早く加工できるように、治具を作成され加工されています。
実際に加工された実物がこれです。
大変綺麗に加工されています。
是非、7月の作品展に見に来てください(^o^)/
最後は、西川会員が東京のザロープの作品展にいかれた報告です。
今回は、ミニュチュア帆船模型の第一人者の坪井先生の特設コーナーがあり、大変感激したと報告がありました。
保育社のカラーブックス 帆船模型 昭和57年6月 にラ・フロール1/300の説明が載っています。90ページ
デッドアイの径1~1.5mmに0.2mmの穴を3つあけ糸を通した・・・・
気の遠くなるような精巧な作品だったそうです。
今回はここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/
令和7年4月20日
ザ・ロープ大阪運営委員
温度変化の大きい日々が続き体調管理が大変です
日本の気候も年々厳しくなり、エアコンなしの季節がどんどん短くなっている感じがします。
作品展も近づいて参りました
4月の例会のご案内をさせていただきます。
ザ・ロープ大阪4月例会のご案内
日 時 :令和7年4月27日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
今回もわいわいがやがや楽しい例会でした。
1.帆船模型におけるLEDの使用について 田中一会員
2.チェーンプレートについて 西川会員
3.その他
1.帆船模型におけるLEDの使用について です。
当クラブのギミックの第一人者の田中会員から
ろうそくのような光り方をするLEDの紹介がありました。
大阪日本橋 大阪メトロの恵美須町駅をあがってすぐのところにあるシリコンハウスで購入されたそうです
こんな感じのキットで
こんな感じに光ります。
ゆらゆらとゆらぎます。
2.チェーンプレートについて 西川会員
次はチェーンプレートについて教室でもおなじみの西川会員から講義がありました。
何時ものように大変分かり易く丁寧な説明されました。
キットと自作の比較を丁寧に説明されていました。
自作の場合は、銀ロウ付けが必要になります。
粉銀ロウを使った真鍮線の接合と黒染液による染がポイントです
どちらも経験がものをいいますので
レジェンド中島会員から助言がありました。
今年の作品展は、7月4日~6日といつもより早くなっています。
詳しくは、近々に案内させていただきます。
今回は、ここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/
こんにちは、やっと暖かくなり春が近づきました。
外に出やすくなりましたが、目がウルウル、鼻がグズグズと大変です。
ザ・ロープ大阪 3月の例会の案内をさせていただきます。
日 時 :令和7年3月23日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
大変寒い中、今回も16名の参加です。
今回は、三木会員からの発表でサスケハナの製作
1/120ウッディジョーのキットです。
次は、金岡事務局長からの発表で、マイクロクラフトで
テストショット中のロイヤルキャロライン1/48の
構造模型のキットです。
レーザーカットされています。
外板、甲板の釘打ちの奥義の披露がありました。
最初の三木会員の発表です。
今回のキットはウッディジョーのUSSサスケハナです。
黒船来航の4隻(ミシシッピー、サスケハナ、サラトガ、プリマス)のうちの1隻です。
外輪船を備えた蒸気船です。
この当時既に艦隊にスクリュー艦はありました。
1852年竣工のプリンストン号です。
ボイラー不調で艦隊からは外されています。
サスケハナ船種としてはフリゲート艦になります。
排水量が3000tを超えていますので結構な巨艦です。
ドラマと異なり、戦列艦式に大砲を並べている船ではありません。
ダールグレン砲という大砲で
10インチ砲を2門、8インチ砲を6門です
25センチ砲と20センチ砲ですから排水量から考えるとかなりの巨砲です。
ダールグレンとは、アメリカ海軍兵器の父と呼ばれるジョン・アドルファス・ダルグレン1847年にワシントン海軍工廠に兵器工場を設立しています。
1848年青銅製榴弾砲を作成し、ペクサン砲が榴弾のみ撃てて、従来のソリッド砲弾が撃てないので両方打てるダールグレン砲を開発。9インチ砲と11インチ砲が1850年に米国海軍の標準兵器として採用されました。
大砲は滑らかな曲線を描いた形で、砲尾が丸く大きく砲口は細くなっています。
話がそれましたが、キットの話です。
ウッディジョーから1/120キットが出ています。
品質も良く説明書も丁寧なのですが作りやすさを優先しているので、種々手を入れておられます。
船の科学館のガイドブックを参考にされています。
これとは別に洋書も参考にされています。
サスケハナのモノグラムです。
___________________
ダルグレン砲はその砲架に特徴がありますが、三木会員はトライ&エラ―を繰り返しながら、見事に再現されています。
大変複雑な形状をしていますが、これでどちらの方向へも砲弾が撃てるという優れものです。
最後に三木会員から訓示がありました。
次は金岡事務局長からの1/48のロイヤルキャロラインです。
今回は甲板、外板の釘打ちについて奥義の紹介がありました。
今回は実編もありました。
最初に釘にするために0.8mmの棒材の切り出しです。
厚さ0.8mmの板を加工して作ります。
それをプロクソンのミニサーキュラーソーに特殊な治具を付けて0.8mmがカットできるようにされています。
治具がなければ鋸の隙間に材が巻き込まれ全然上手くいきません。
自作のひご抜き板をつくられています。
1mmまでであれば市販しています。
材はツゲよりも桜が良いそうです。
ここまで細いひご抜き作業となると材を選びます。
ヒノキでは全然ダメです。
極細の丸棒を釘打ちするための治具も自作されています。
これだけでも結構大変と思いますが実に上手く加工されています。
実際に釘を打っている様子です。
爪切りで木釘の長さを調整しています。
今回はここまでです。
次回をお楽しみに!(^^)!
ザ・ロープ大阪 会員各位
ザ・ロープ大阪運営委員会
寒い日が続いておりますが、模型制作には良い季節ですね。
ザ・ロープ大阪 2月の例会の案内をさせていただきます。
日 時 :令和7年2月23日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室:
テーマ
年を開けて初めての例会です、皆様の参加をお待ちしております。
明けましておめでとうございます。
前回11月7日から2か月もたってしまいました。
本年もよろしくお願いいたします。
フリーソフトのBlenderを使って大砲をモデリングする企画の第2回めです。
1回目ではインストールと下絵の読み込みを勉強しました。
今回は、円柱を呼び出し、直径を変更しながら伸ばして大砲の形にしていきます。
前回からの続きです「shift」「A」を押してメッシュ>円柱を選んで画面に円柱を呼び出してください。
円柱を呼び出すと左下に「>円柱を追加」が出てくるのでクリックします。
するとサイズを確認する画面が出てきますのでこれを修正します。
直径1m深度(高さ)2mになっています。大き過ぎるので修正します。
直径0.125m深度0.01mに修正します。
これで、読み込んだ大砲の図と比較して丁度良い大きさになります。
直径0.125m深度0.01mに修正します。
これで、読み込んだ大砲の図と比較して丁度良い大きさになります。
次に左端の回転を選んで円柱を回転させて、軸を下絵に合わせます。
回転は緑の円弧をマウスで動かすと左下に表示がでるので、角度の数字を直接修正して90度にします。
次に円柱の場所を砲口に移動させます。
移動させるのでテンキー[1]を押して真横の視点に変更します。テンキーのない方は右上にあるXYZ座標の緑色のYを押しても真横になりますがテンキーを必ず用意してください
青と赤の矢印が今中央にいますから、これをマウスで矢印を使って砲口に移動させます。
ここから砲口から順番に直径を変えながら砲尾に伸ばしていき大砲の形にします。
最初にちょっと視野を拡大します。視野の拡大や移動、回転します。
[shift]+ホイールをドラッグして視野が前後左右に移動、ホイールを押してドラッグすると視野が回転します。ホイールの前後の回転で視野の拡大縮小ができます。
ちょっと拡大します。
これから直径を変えながら伸ばしていきます。
この円柱を拡大縮小して直径を下絵に合わせます。
左の列のスケールを選択します。
下絵を見ながら直径を合わせます。
スケールが1つだけ1から変わっていますYの値と同じ値をZに記入します。
ちょっと視点を変えてみるとちゃんと円柱がきれいになっています。
視点をそのままに、円柱の底の面を選択しますので、オブジェクトモードを編集モードに変更します。
編集モードにしたら次にその横の点・線・面の選択を面に変えます。
それから、底を選択すると底がピンク色になります。
視点を真横に戻します。ここから砲尾に向かって伸ばしていきます。
左列の[押し出し]を選択し真右に伸ばしていきます。一段ずつでもいいですが、何段かまとめて伸ばしていきます。+を押して右へ移動、離してまた+を押してを繰り返します。
直径を変わりそうなところに節を作るイメージで砲尾まで伸ばしていきます。特に砲尾は細かくしています。
まず編集モードの横の点線面を面から点に戻します。
左列をスケールを選択し、今度は輪を選択します。
輪の線上にマウスを移動させ、[Alt]キーを押しながらマウスの左ボタンを押すと輪が選択できます。
輪が選択できたら、左列のスケールを選択し直径を下絵に合わせていきます。
イメージとしてこんな感じになります。
拡大すると、こんな感じです。
このまま、大砲に穴をあけていきます。今度は左列の「面を差し込む」を選択します。
適当に砲口の大きさを決めます
砲口をあけるには更に差し込んで2重の円が必要で、内側の円を選択したまま・・・
今度は砲尾に向かって面を下げていきます。
ズット砲尾に向かって下げていきます。こんな感じです。
砲口から砲尾に向かって直径を調整していき最後に、この形になります。
これで大砲のモデリングとして、一区切りです。
3Dプリンターにこのまま出力してもいいのですが、せっかくですから紋章とドルフィンを追加していきたいと思います。
次回にご紹介したいと思います。こうご期待ください(^o^)/
今回は、3名の方々から発表がありました。
大南会員の帆船制作と私です。
大南会員の船舶モデル以外の趣味についてまず説明されました。
今まで作成されたモデル エンデバー、ピンタ、チャールズヨット、ポーラッカ、菱垣廻船、カティーサーク、
2024の作品の忍路丸の解説をされました
金岡会員のワンポイント
サーキュラーソーによる板材制作です。
厚さ18mmのペアウッドを製材していきます。
もちろん細部をチューンアップしています。
丸鋸は巻き込みがおきますので、最初と最後はアテ木をあてると切れ口が綺麗にいきます。
細い材に製材するときには、隙間に材が入らないように工夫します。
丸鋸もアサリありと無しでの使い分け。
80山の木工用ブレードはポピュラーですが、今一つ頼りないです。
写真のチップソーはガッシリしていてザックザックと切っていきます。
その他いろいろとプロクソンサーキュラソーを使用した製材方法のコツについて解説されました
太田会員のロイヤルキャロラインPDFキット構造模型キットの解説です。
治具はMDFで作られていますが、フレームの調整にずいぶんご苦労なさったようです。
最後にキャロラインの見事な作りこまれたキャビンを写真を見ながらの解説です。
今回はここまでです。どうぞ皆様 良いお年を(^o^)/