7月4日(金)~6日(日)



Sailing ship Modelers
今年は早くも湿度の高い夏がやって来たみたいです。
梅雨もこのまま雨も降らず明けるかもしれないと耳にしましたが、
お米は大丈夫でしょうか?
さて、いよいよ展示会ですので、例会の出席よろしくお願い致します。
ザ・ロープ大阪6月 例会のご案内
日 時 :令和7年6月22日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
大石会長よりカティーサークの様子の説明
各社から販売されているキットの情報や書籍の紹介がありました。
スクラッチのための図面の説明や他のクラブの方の作品についても豊富な写真と詳しい解説gありました。
金岡会員よりベネチアの海事博物館見学記の解説
博物館がオープンしたのは、1923年 イタリア海軍が母体で現在の場所へ1964年に造船所からビスケット製造工場に材料を供給する倉庫(5階建)の現在の場所へ移転アルセナーレ。ディ・ヴェネツィア 国立造船所は1104年にヴェネティア共和国により建造オスマン帝国との戦争に入る15世紀が全盛期
Buchintoroブチントロ1526年に制作
儀式用の招待船 42本のオール ライオンの船首像 博物館にあり
織田信長が建造してといわれる友好丸 日本のモデラーが1976年に寄贈
その他、2人のりのミゼット潜水艦 マイアーレ(豚) maiale が展示してあったそうです。
直径53cm長さ7mと正に魚雷ですが、その実態はモーター出力わずか1.6馬力、2Vバッテリーが30個です。これに2人が乗り込み2.3ノットの速度で15カイリ300kgの爆弾を運べたようです。酸素は6時間分ありました。
これが意外に戦果をあげています。1941年12月アレキサンドリアで戦艦ヴァリアントとクイーンエリザベスを大破させています。英国はこれに触発されて、コピーしチャリオットとして使っています。
本日はここまでです(^o^)/
雨の日が増えてきて、日本の湿度を感じるようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか
作品展も近づいて参りました、作品の制作は順調に進んでますでしょうか?
5月の総会・例会のご案内をさせていただきます。
ザ・ロープ大阪5月 総会と例会のご案内
日 時 :令和7年5月25日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
GW中にもかかわらず16名の参加がありました。
最初に田中会員から、一昨年の11月の例会で紹介のあったウクライナ製のキャプテンジョン・スミスのシャロップです
田中会員はOlhaBatchvarov(オルガ・バハヴァーロフ)さんのYouTubeを参考にされていると説明がありました
ウクライナ出身の写真家で現在アメリカに住んでおられ、帆船モデラーで、なかなかの技巧派でびっくりするようなアイデアが出てきています。
今回の船は1608年にジョンスミス船長がチェサピーク湾を探検するために使ったシャロップshallopという低喫水のオール付きのボートです。
余談ですが、このボートを運んだのがスーザンコンスタントです。
シャロップという船型は1780年のファルコナーの海事辞典によると
a fort of large boat with two masts,and usually rigged like schooner
2本マストのスクーナーに似た大型のボートとなります。
今回のシャロップは一本マストです。平底の低喫水でオールも備えています
両舷に羽子板のようなものがついていますが、リーボードと呼ばれる安定板でオランダの王室ヨットによくみられます。
今回ご紹介するのは、セイルの縦ラインです
通常は、ミシン掛けや鉛筆で線を書いたりをしますが、今回はミシン掛けをせずに1mm以下のきわめて狭い間隔もできてしまします。
セールの二倍の生地を用意します。半分を染めます。
これが縦に入る線の色となります。
経糸をゆっくりと引っ張ります。
そうすると、非常に狭い間隔でお綺麗な縦線が実現できます。
ただ、生地選びと、染料選びはコツが必要なようです。
生地が平織(経糸と緯糸緯が1本ずつ交差)
斜子織(2本ずつ引き揃え)
綾織(経糸が3本の緯糸の上を通過した後、1本の緯糸の下を通過)や朱子織(経糸と緯糸5本ずつで組織)
がありますが
平織が経糸が抜きやすいようです。
キットの説明もあり、外板はプレカットされており、鎧張りが簡単にできるようになっているようです。
田中会員は、エアブラシを使って水性のオイルステインを使って綺麗にしあがておられます。
樽など見事に塗装されています。
是非7月の作品展に来てください (^o^)/
次は金岡事務局長のマスト・パートナーの製作についてです。
今回の作品展では構造模型のハーフモデルを出典されます。
そのため、普段はあまり目立たないマスト・パートナーがkeyとなるので
精密加工をされました。
角度を正確にかつ素早く加工できるように、治具を作成され加工されています。
実際に加工された実物がこれです。
大変綺麗に加工されています。
是非、7月の作品展に見に来てください(^o^)/
最後は、西川会員が東京のザロープの作品展にいかれた報告です。
今回は、ミニュチュア帆船模型の第一人者の坪井先生の特設コーナーがあり、大変感激したと報告がありました。
保育社のカラーブックス 帆船模型 昭和57年6月 にラ・フロール1/300の説明が載っています。90ページ
デッドアイの径1~1.5mmに0.2mmの穴を3つあけ糸を通した・・・・
気の遠くなるような精巧な作品だったそうです。
今回はここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/
令和7年4月20日
ザ・ロープ大阪運営委員
温度変化の大きい日々が続き体調管理が大変です
日本の気候も年々厳しくなり、エアコンなしの季節がどんどん短くなっている感じがします。
作品展も近づいて参りました
4月の例会のご案内をさせていただきます。
ザ・ロープ大阪4月例会のご案内
日 時 :令和7年4月27日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
今回もわいわいがやがや楽しい例会でした。
1.帆船模型におけるLEDの使用について 田中一会員
2.チェーンプレートについて 西川会員
3.その他
1.帆船模型におけるLEDの使用について です。
当クラブのギミックの第一人者の田中会員から
ろうそくのような光り方をするLEDの紹介がありました。
大阪日本橋 大阪メトロの恵美須町駅をあがってすぐのところにあるシリコンハウスで購入されたそうです
こんな感じのキットで
こんな感じに光ります。
ゆらゆらとゆらぎます。
2.チェーンプレートについて 西川会員
次はチェーンプレートについて教室でもおなじみの西川会員から講義がありました。
何時ものように大変分かり易く丁寧な説明されました。
キットと自作の比較を丁寧に説明されていました。
自作の場合は、銀ロウ付けが必要になります。
粉銀ロウを使った真鍮線の接合と黒染液による染がポイントです
どちらも経験がものをいいますので
レジェンド中島会員から助言がありました。
今年の作品展は、7月4日~6日といつもより早くなっています。
詳しくは、近々に案内させていただきます。
今回は、ここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/
こんにちは、やっと暖かくなり春が近づきました。
外に出やすくなりましたが、目がウルウル、鼻がグズグズと大変です。
ザ・ロープ大阪 3月の例会の案内をさせていただきます。
日 時 :令和7年3月23日(日) 13:30~16:30
場 所 :大阪駅前第2ビル5F 第 5研修室
テーマ
大変寒い中、今回も16名の参加です。
今回は、三木会員からの発表でサスケハナの製作
1/120ウッディジョーのキットです。
次は、金岡事務局長からの発表で、マイクロクラフトで
テストショット中のロイヤルキャロライン1/48の
構造模型のキットです。
レーザーカットされています。
外板、甲板の釘打ちの奥義の披露がありました。
最初の三木会員の発表です。
今回のキットはウッディジョーのUSSサスケハナです。
黒船来航の4隻(ミシシッピー、サスケハナ、サラトガ、プリマス)のうちの1隻です。
外輪船を備えた蒸気船です。
この当時既に艦隊にスクリュー艦はありました。
1852年竣工のプリンストン号です。
ボイラー不調で艦隊からは外されています。
サスケハナ船種としてはフリゲート艦になります。
排水量が3000tを超えていますので結構な巨艦です。
ドラマと異なり、戦列艦式に大砲を並べている船ではありません。
ダールグレン砲という大砲で
10インチ砲を2門、8インチ砲を6門です
25センチ砲と20センチ砲ですから排水量から考えるとかなりの巨砲です。
ダールグレンとは、アメリカ海軍兵器の父と呼ばれるジョン・アドルファス・ダルグレン1847年にワシントン海軍工廠に兵器工場を設立しています。
1848年青銅製榴弾砲を作成し、ペクサン砲が榴弾のみ撃てて、従来のソリッド砲弾が撃てないので両方打てるダールグレン砲を開発。9インチ砲と11インチ砲が1850年に米国海軍の標準兵器として採用されました。
大砲は滑らかな曲線を描いた形で、砲尾が丸く大きく砲口は細くなっています。
話がそれましたが、キットの話です。
ウッディジョーから1/120キットが出ています。
品質も良く説明書も丁寧なのですが作りやすさを優先しているので、種々手を入れておられます。
船の科学館のガイドブックを参考にされています。
これとは別に洋書も参考にされています。
サスケハナのモノグラムです。
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ダルグレン砲はその砲架に特徴がありますが、三木会員はトライ&エラ―を繰り返しながら、見事に再現されています。
大変複雑な形状をしていますが、これでどちらの方向へも砲弾が撃てるという優れものです。
最後に三木会員から訓示がありました。
次は金岡事務局長からの1/48のロイヤルキャロラインです。
今回は甲板、外板の釘打ちについて奥義の紹介がありました。
今回は実編もありました。
最初に釘にするために0.8mmの棒材の切り出しです。
厚さ0.8mmの板を加工して作ります。
それをプロクソンのミニサーキュラーソーに特殊な治具を付けて0.8mmがカットできるようにされています。
治具がなければ鋸の隙間に材が巻き込まれ全然上手くいきません。
自作のひご抜き板をつくられています。
1mmまでであれば市販しています。
材はツゲよりも桜が良いそうです。
ここまで細いひご抜き作業となると材を選びます。
ヒノキでは全然ダメです。
極細の丸棒を釘打ちするための治具も自作されています。
これだけでも結構大変と思いますが実に上手く加工されています。
実際に釘を打っている様子です。
爪切りで木釘の長さを調整しています。
今回はここまでです。
次回をお楽しみに!(^^)!