11月例会の様子

加工方法について 大槻会員
″網”の製作    大石会長

今回は、大槻会員からミニカンナを使った木材加工について紹介がありました。

大石会長からは、網(メッシュ)製作について紹介がありました。

 

 

 

ブロクソンのミニウッドレースに自作の治具を取り付けてカンナとして利用するものです。

注意:メーカーの保障外の使い方で、ケガをする危険性がありますから決して真似をしないで下さい。

テーブルの細かな高さ調整もできます。

簡単なつくりですが、非常に機能的です。

 

 

 

 この治具で板の厚さが0.1mmの精度で加工できます。

特にスクラッチビルドをする者にとっては大変重宝します。

 

 

 

 

トップの薄い板の組み合わせをするのは大変難しい加工ですが、この治具を使うと0.5mmの段差など簡単に加工できます。

 

二枚の材を接合するのも段差を付けて、接着すれば綺麗にしっかりと接着できます。

本当に便利です。

 

 ヤードで断面を八角形に加工する必要があります。

綺麗に八角形に加工するのは結構大変ですが、この治具を使うと簡単に綺麗に加工できます。

 

 

 

 先端工具を交換することで、溝を堀ることもできます。

大変綺麗に正確に幅、深さを揃えた加工ができます。

滑車の溝だけでなく、もっと長い溝加工もできますのでレールの装飾などにも使えます。

 

 

キャットヘッドや滑車の溝堀に大変重宝します。

 

 

 

 

次は、バンドソーノ T型治具の説明がありました。

ケガをしますから真似をしないでください。

 

 

 

 

 バンドソーはモーター出力の割に分厚い板を切断でき便利ですが、丸鋸のように一直線に切断することが難しいです。

そこで、T型治具をホームセンターで簡単に入手できるコの字の材を使って作っておられます。

溝切りにも使えます。

 

 

 また、固定ボルトがあるので、バンドソーのテーブルに正確に取り付けることが出来ます。

正確に材をカットするときに大変便利です。

 

 

 

 

 

バイスのガイドとして利用すると丸棒材の切断にも使えます。

丸棒材から希望の厚さでスライスできます。

 

 

 

 

 

 次は、ブロクソンのルータアタッチメントを使った治具の紹介です。

ドレメル同様の治具がありますが、やや高価です。

 

 

 

 

ルータアタッチメントを活用してビーム材(肋材)の曲線の内側の切削に大変便利です。

 

 

 

 

 

ブロクソンのミニサーキュラーソーでグレーチングを作るための治具の紹介がありました。

丸鋸のこういう使い方は、便利ですが大怪我をすることがあり、大変あぶないですから、決して真似をしないでください。

 

 

 

 

 グレーチングの櫛状の材を加工するために、この治具で等間隔、等深さで溝をほります。

最後に同じ厚さでスライスすれば出来上がりです。

ヒノキなどの材では加工中に櫛が欠けることがあるので、桜やペアウッドなど固めも材が良いと思います。

 

 


次は、大石会長から網の製作方法の紹介がありました。

 

 

 

 

 M8の長めのボルトをつかって、細かなネットを簡単に製作する方法の紹介です。

 

 

 

ボルト2本を木枠で固定し、その間に90番の細い糸をはっていくと、M8のピッチが1.25mmですから
細かなメッシュが綺麗にできます。

 

M10ボルトを使えば1.5mm感覚のメッシュができます。

 

 

 

 

 クロスのメッシュだけでなく、正方形のメッシュも簡単にできます。

 

 

 

 

最後に新路さんの持っておられたバンドソー、テーブルドリル、ミニウッドレースや書籍のオークションがあり、大いに盛り上がりました。

次回をお楽しみに。(^^)/