10月の例会の様子

久々に例会を開催しました。

17名の参加でした。

(^^)/

ミニマモリ ラウドのグレードアップについて中谷会員から報告がありました。

ミニマモリ ラウド1/72 290×198mm

 

リーズナブルなミニマモリのラウドをグレードアップします。

 

 

 

 

 

ラウドは地中海で活躍した貨物船です。良いホームページがあります。

中谷会員は製作するスケールは1/75と決めておられます。
本キットも正確には1/75だとのことです。

ホームページには図面もあります。

 

 

 

 

このキットの船体はブナ材のソリッドで塗装仕上げとなっており、外板を張るようにはなっていません。

今回は、手持ちのペアウッド材で外板張りをしていきます。

ハッチもパロサント材を使います。

この材は緑色ですので塗装せずに材の色を活かしています。
滑車もキットはホワイトメタルなどですので、自作しました。
甲板のキャンバーも修正しています。
キットにセールはついていませんが、今回は自作で追加しています。

ソリッドの船体に手すりの支柱が入る溝を切ります。

 

 

 

 


甲板のキャンバーを正確に調整します。

 

 

 

 


外板張りは意外にやり難いので、船体を逆さまにしてしっかりと固定します。

 

 

 


〇滑車の自作

滑車の溝をほるのに、スーパーサーキュラーソーを使います。

 


それぞれの鋸刃をダイヤモンドディスクで切削し、厚さ0.3mm 0.45mm 0.65mmに加工します。

 

 

 

 

この自作ジグをスーパーサーキュラーソーに装着して幅3.5mmの棒材に0.65mmの幅の溝を1本または2本掘ります。

 

 

 

 

溝切が終わった棒材に0.5mmドリルで穴を2箇所開けます。

 

 

 

 

 

滑車は切り離す前に穴に真鍮線を通して整形します。

 

 

 

 

真鍮線は切り離すときに滑車が飛んでいくのを防ぐと共に、整形時の持ち手になります。

 

 

 

根気よく仕上げます。3.5mmのダブル滑車です。

 

 

 

 

実は、マイクロクラフトさんで、ロシア製の精密滑車が売っています。

自作はちょっと・・・という方はご利用ください。

 

 

チャネルの釘は、プラモデルの戦車用のリベットを活用しています。

 

 

 

 

 


次に、セールの自作です。

ミシンを一切使わないセールの作成です。

 

 

 

 

11mm幅に生地をカットし糊しろ1mmで付けていきます。大変緻密な作業で初心者向きではありません。

 

 

 

 

ロープをとりつけ、膨らみを付けてセールの完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


次は、西川会員の1/100 コーレル社のベローナです。

 

 

ベローナはいわゆる74門艦、3級艦です。大変使いやすくまさに艦隊のワークホースでした。1758年5月10日に着工され比較的早く工事が進み1760年2月19日に進水しています。建造費43391ポンド、現在の価格で8960241ポンド 1億4千万円 模型はレーザーカットではありません。自分で切り出していかねばなりませんが、氏はその方が味があると言っています。リギング中に甲板に穴がないことに気づき苦労して穴をあけたり、ロープを導入する治具を作られたり大変苦労されたようです。

今回はココまでです。11月の例会をお楽しみに(^o^)/