13名の参加でした。(^o^)/
大変盛り上がりました。
作品を持ち寄っての談義も盛り上がっていました。
堀さんが作成中の19世紀のフランスのブリッグ艦のル・シニューを持ってこられました。
会長と図面について話が盛り上がっていました。
久々の例会で本当に話が盛り上がっていました。
松尾さんのあいさつの後、今回の2つのテーマで始まります
最初に廉価な小型旋盤の紹介とそれをつかっての12ポンド砲の削りだしについて説明がありました。
ジーク社んお中華旋盤を日本で完全に調整されたものを7万弱で入手。
作業効率向上のために導入したハズの金属旋盤でしたが、作業が面白くて旋盤作業に没頭し、船の製作が遅れてしまったという本末転倒の話がありました。
次に黒檀を蒸籠で蒸して曲げる技法について説明がありました。
17世紀のオランダ船なので、バロック調の豪華な装飾がヘッドレイルにも施さなばならず、通常のノコを入れて曲げることができず困っていたところ、試行錯誤の末蒸し曲げで曲げてみました。
蒸篭は普通の台所の蒸籠で、方にそって黒檀を徐々に曲げていきます。クリップは金属製でないとプラのものは歪んで使えなくなります。
キャットヘッドもこのように綺麗に曲がります。桜やカステロなど他の材では上手くいかず黒檀(カメルーン・エボニー)では良く曲がりました。アフリカン・ブラックウッドでは試していません。
次に、無料の3D・CADを活用してトップを作成した説明がありました。
インターフェイスはスマートではなく使いにくいのです。
そこは、なんせフリーですから我慢です。
このリングの部分も先ほどの中華旋盤で加工しています。
木目も気にせずに円形に切削したものをリング状に加工していますが、割れもなく上手くいきました。
次に精密ルーターを使った彫刻について説明がありました。
トヨアスのHC300という全く先端がぶれずに、フットペダルで操作する精密旋盤です2016年に作品展に出品されたザロープ東京の加藤さんから紹介していただき早速購入使ってみました。
使った先端ビットはラウンドカッターが0.3mm、0.5mm
一番使った超硬の0.2mmの円筒カッターです
後ダイヤモンドビットも使用しました。全て御徒町のシーフォースでオンラインで買いました。
最初パープルハートで切削しましたが硬くてうまくいかず失敗。
11月の例会で早川さんから頂いた柘植で削ってみました。
透かし彫りにも挑戦し、同じ柘植で削ってみるとやはり0.2mmの超硬カッターの威力は凄くいとも簡単に削ることが出来ました。
あとはダイヤモンド・バーで丸みをつけました。
完成までには、船首船尾の彫刻がまだ残っており、シュラウド作業も残っています。頑張って7月に間に合うように頑張りますとのことでした。
次は田中さんの大型帆船模型 1・72 HMS ビクトリーです。
長さ1.5m 幅60cmです。
凄い大きさです。
7月の作品展が楽しみです。
凄いのはこの銅板はり。
瞬間接着剤ではなく緑色の木工ボンドを使われたそうです。
この銅板、リベットが本物同様に加工してあり、左右があります。3000枚以上、3セットを使ってようやく張り終えられたそうです。やはりビクトリーは大きい。
このビクトリーもキッチリとLEDがセットされています。
LEDは麦球と異なり光が広がらないので苦労されたそうです。
7月が楽しみです。
砲門も特別に上部に加工されたものを付けられたそうです。
100門艦ですから作業の手間は大変です。
トップの加工です。
今回はマイクロクラフトで専用の塗装セットなんと5千円を活用されたそうです。
塗ってみると素晴らしい発色をする塗料で良くできているようです。
綺麗にX型になっています。精緻な作業です。
2年間かけて製作されたそうです。
無理せずに、毎日作業するのではなく、水曜日と木曜日の16時から18時と決めて作業され、間の時間でアイデアを練られたそうです。
そうすると500時間足らずでできたことになり大変早い作業で、ベテランの貫禄を感じた次第です。凄い(^_^)/
今回はここまでです(^o^)/
4月をお楽しみに!(^^)!