11月の例会の様子

今年最後の例会です。

今回はチョット少なく12名の参加でした。

今回はロウソクLEDのランタンギミックがでてきます。

 


最初は、五十嵐会員のオランダの80門艦の製作の発表です。

今回は彫刻方法について説明がありました。

 

準備機材としてメガネ型ルーペと実態顕微鏡の説明があり
皆さんの関心を集めていました。

 

メガネ型ルーペは焦点距離が非常に短く(実感としては10mm)、
ロープの撚りの確認には使えますが彫刻作業には使えません。

サージカルルーペで✕5で焦点距離30cm以上のものとなると10万超えです。


実態顕微鏡は倍率10倍ですが焦点距離100mm程あるのでルータ作業が可能で十分使えます。


彫刻の参考書の紹介もありました。

スチール・バーもドリルよりはるかに廉価で使いやすいと紹介がありました。busch スチールバー

 

 


サービングの説明の際に120番の糸を使っていると言う説明に
どこで手に入るのか?質問がありました。

東京駅の八重洲口24番出口の直上
越前屋にあります。

ボビンレース用 エジプトコットン(エジプシャンコットン)#120
1000m


次はギミックでおなじみの田中会員が、作品展後にろうそくの炎のように揺れるランタンをビクトリーのカットモデルで回路を組み込み完成されました。

当日はビクトリーカットモデルを持参されれ、揺らぐロウソクの実演がありました。

 

 

 

このカットモデルが凄いです。

凝っています。

大砲は木製だそうです。

 

ランタンが、本当に雰囲気よく揺らいでいます。

この精密に再現された艤装。すごい!

 

 

ネルソン像まで作っておられます。

壁の彫刻もすごいですね。

床上のランタンもいい雰囲気です。

 

 

絵画も綺麗に再現されたています。

床のチェックも良く映えています。

いい雰囲気です。

 

 

この揺らぎを実現するために、裏に回路が付けられています。

複雑に部品が乗った基盤が2つ見えます。綺麗な半田づけです。

 

写真にあるとおり、大阪日本橋のシリコンハウス共立のLEDキャンドルキットを使われています。

この回路は左側が1.5Vを5Vにする昇圧回路でDC-DCコンバーターHT7750とインダクタ、ダイオード+コンデンサで構成されています。
秋月電子に使い方がでています。
右側がキャンドルICとも呼ばれるCDT3460で 発振器を備えたLED用のろーそくのシュミレート点滅用ICです
このICは2~5Vで作動するので、昇圧回路で1.5Vを5Vに昇圧しています。秋月電子に使い方が載っています。

動画出ないのが残念ですが、本当に絶妙な揺れ具合で良い雰囲気がでていました。

 

 


次は金岡会員の構造模型 フランスのフリゲート艦 オーロラです。

最初にクリートの製作です。

 

 

棒材を加工し、最後にスライスされます。

図でみると大きそうですが、非常に小さな部品です。

 

 

こちらが、その寸法です
細かいですね。

 

 

 

 

 

次はケベルの加工です。

棒材を加工します。

 

 

 

この防災をスライスしていきます。

細かな作業が続きます

 

 

 

スライスしたものです。

これで終わりではありません。

下に見える位置決め治具を使って仕上げていきます。

 

 


 ケベルひとつでこれだけ手間暇をかけます。

 

 

 

 


 

こちらは、シュラウドにつけるクリートです。

全部形が揃っています。

船体のチャネルの加工です。

ピッタリあって気持ちがいいですね

 

 

 

 

チャネルのチェーンは先に位置決めして取り付けられています。

この傾きが大切で綺麗に揃っています。

 

 

 

マストトップの部材です。

失わないように部品図に仮止めされています。

ちょっとした工夫ですが大いに参考になります。

 

トップの加工です。

微妙に板の組み合わせに隙間があるのですが、分かるでしょうか?

 

 

 

トレッスリツリーとクロスツリーです

こちらも部品図に仮付けしたおられます。

 

 

 

トップは黒染スプレーで塗装されています。

 

 

 

ロープワークでおなじみのオリンパスの撚機ですが、捻じれ防止の治具を自作されています。

撚り回数も正確にカウントされているそうです。

まだまだ続きますが、今日はこのへんで!(^^)!

そうでした事務局から新年会の案内がありました。

乞うご期待(^o^)/