遅くなりました。
11月の例会の様子をご報告いたします。
最初に事務局長から次回作品展の開催場所など事務連絡がありました。
今回は16名の参加でした。
作品展の開催場所が従来とは変わりそうです。
決まり次第順次情報をアップします。
2024年7月の作品展の開催情報を細目にチェック願います。
西川会員から帆船模型教室の活動報告と外板の張り方について説明がありました。
今までの教室の模型、チャールズヨット、ピンタ、スコットランドと並んでいます。
教室のスケジュールについても説明がありました。
これだけ密なスケジュールでも1隻完成させるにはちょっと不足気味のようです。
実際の教室での苦労話がありました。
これはチャールズヨットですが、イラストも自前で書かれてわかりやすく解説されています。
チャールズヨットの外板は一重張りです。
教室では一通張りを指導していますので、枚数を正確にカウントしながら寸法を決めて外板を成形しながら計画的に張っていきます。
また、キットの説明書と教室で使うテキストの相違点についても説明がありました。
苦労するのがB曲げです。A曲げとことなり中々曲がりません。何か工夫がいりそうです。
ベテランの中島会員からアドバイスがありました。
簡単な治具を上手く活用して、きれいにB曲げする技の説明がありました。
詳細は、一度教室か例会に来て聞いてくださいね
そうすると、ベテランの早川会員からさらに工夫した治具の説明がありました。
今回の例会はお得感があるなぁと思いました。
是非やってみようと思いました。
次に田中会員からの制作報告です。
ウクライナから帆船模型キットを直輸入されたお話です。
プラモデルの世界ですとフルインテリア(内部再現)キットのミニアートが戦争中にもかかわらず新製品をどんどん発表しています。そのたくましさには驚かされますが、今回もウクライナのキットメーカーからの輸入です。
船はキャプテンジョンスミスのシャロップです。
ちょっとマニアックな船になります。
簡単に言うと探検用の浅瀬も自由に行動できる小型のヨットです。
ジョンはディズニーにも出てくる17世紀初頭に探検をした英国人です。この船についてはNational Park Serviceのホームページにも詳しく解説されています。15人乗りの30フィートほどのリーボード(風上に上る際に船の横流れを防ぐ板:今のダガーボード)を備えた船です。浅瀬でも軽快に動き湾の探検に最適でした。
復元船が製作されています。Model Ship Worldにも詳しいこのキットの制作日誌が掲載されています。
綺麗な図面がついています。
セールの図面もあります。
リーフポイントが描かれています???
レザーカットされたきれいなキットで組み立てやすそうです。
海外ではメジャーな1/32のキットのようです。
ググるとたくさんヒットします。
材は治具はMDFですが、ブナと榛の木のようです。
榛の木はあまり聞かない名前ですが、かつては良質の炭や黒色火薬の原料になったり鉛筆材だったようです。
治具の実物の紹介もありました。
寸法がきちっととれているので、さすがレーザーカットという感じです。
3Dプリンタとレーザーカットは帆船模型のゲームチェンジャーになるかもしれません。
今回はここまでです。みなさんどうぞ良いお年を(^O^)/