大変遅くなり恐縮です。
今回は、大石会長の 大砲の注型についてです。
大石会長から大砲を量産するのに大変便利な注型の使い方のコツの説明がありました。
今回は、ブルーミックスを使って型を作ります。
旧型のブルーミックスは2013年で廃盤となり、ブル-ミックスⅡが今の商品です。
カタログ上の両社の違いは??ですが、実際に使うと粘度がずいぶん違うようです。
ブルーミックスⅡで作った型に、エポキシパテを充填していくこととなります。
この他にも、「型どり君」や「おゆまる」「型思い」などお湯につけて熱で柔らかくする型取り剤もあります。
大砲の型取りにはやはり細部まで綺麗に再現できるブルーミックスⅡを使います。
30秒から45秒。
100秒を過ぎたころから硬化が始まります。
長さ65mm、幅25mm 厚さ15mmの直方体に成形します。
少なくとも1面は平にします。
半分より少し深く押し込みます。
そのまま12分で結構固まり、30分で大砲が取り出せます。
綺麗な直方体に成形します。
3箇所に切り込みをいれます。
砲口から溝を掘ります。
これが充填するエポキシパテの逃げ口になります。
上からブルーミックスⅡを良く練って重ねます。
上下のブルーミックスⅡがくっついて上手く行かないときがあります。
その時は、シリコンバリアーを塗ります。
MrHobbyのエポパとタミヤのエポキシパテがあります。
エポパの方が、粘着き悪く作業が楽ですが、タミヤの方が精緻な仕上がりです。
エポパは主剤と硬化剤を良く練り合わせて3時間で固まります。
多すぎず、少なすぎない量です。
凸状に押し込んで、上から型を押します。
一体成型です。
多少バリがあっても問題ありません。
下の型から外すにはもう数時間待つ必要があります。
完全に固まるには12時間程おきましょう。
樹脂に紫外線ライトを当てる必要があるのので上下の型にそれぞれ、樹脂を押し込み、上下合わせずに別々にします。
分離製作です。
船尾、船首の装飾にはUVレンジは重宝しますが、大砲では重ね合わせが必要で隙間があいたりするので、今一つです。
今回は、ここまでです次回をお楽しみに(^o^)/