11月の例会の様子 その3

大変お待たせしました。
今回は中島会員の6級フリーゲート艦パントラです。
構造模型です。(^o^)/

 

パントラはコンウェイのアナトミーシリーズにもあります。

バウンティー号を追跡した追手として有名な船です。

この船は英国の6級艦フリーゲートです。

 

6ポンド砲24門艦、Porcupine(山嵐)級10隻の9番艦です。

Porcupine(山嵐)級は、1776年ジョン・ウイリアムズ卿が設計した新型の高速艦です。

安定性と耐久性は悪かったようです。

500tチョットの艦に130tのバラストでは不足し20t足したそうです????

パントラは1778年に起工し、1779年に進水しました。

1790年バウンティー号追跡にあたって改装されています。

もともとの6ポンド砲24門、1/2ポンドのスイベル(旋回砲)12門でした。

6ポンド砲は20門にし、18ポンドカロネード砲を4門追加しています。

カロネード砲は、英国で開発された軽量でやや短砲身の大口径砲です。

ずっと少ない人数で操作できました。

榴弾砲とは違いますので注意しましょう。

通常、上甲板に設置されました。

この船は1791年グレートバリアリーフで沈没しています。

その後、1983年~1999年にかけて合計9回、クイーンズ博物館が発掘調査しています。

先ほどのアナトミーも発掘結果を反映しているそうです。

この船のフレームは図のように、ダブルのメインフレームの間にシングルの充填フレームが入ります。

充填フレーム自身はさほど強度はありません。

文字通り隙間を埋めているだけです。

とはいえ、フレーム間に必ず隙間があきます。

 

これが通風口となります。

正確にシングルフレームとダブルフレームが配置されています。

各フレームは船底のキールに枕のようにフロアー・ティンバーが置かれ、そこから前後に1st 2nd 3rdフトックが並びます。

構造模型では、このフトックのつなぎ目を側面から見て綺麗なラインを描くようにします。

実船でそうだったわけではありませんが、構造模型ではそうします。

 

中島会員としては、各フレームのフトックの継ぎ目が揃わなかったと嘆いておられましたが、気付く人はいないでしょう。

この船の船尾には特徴があります。

船尾の窓に追い波を受けてもよいように嵌め殺しの窓が採用されているそうです。

 

船首の造形は流石の一言です。

英国の特徴的な船首のレールの曲線美流石です。

 

 

船首像を見事な彫刻です。

柘植の彫刻ですが、神業です。

 

 

フィッティングも凄いです。

ハンモックを入れる網や階段の造形は流石というほかはありません。

今回はここまでです(^o^)/

次回をお楽しみに